春菊 【Tần ô】
今回から、題名にベトナム語もつけることにしました。
今日の野菜は春菊。
春菊といえば、すき焼きや鍋のイメージが強いですよね。
日本では旬も冬ですし、寒いところのお野菜だと思っていました。
ところが!ベトナムにも春菊はあるんです。
春菊は、とても栄養価の高いお野菜で、ビタミンもミネラルもいっぱい入っています。
特に多いのは、ビタミンA、E、K、B2、葉酸、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなど。ビタミンC、B1、B6、ナイアシンなども含まれています。
ビタミンAは、粘膜を皮膚を守ってくれる栄養です。ビタミンEは、抗酸化作用が強く若返りのビタミンとも言われています。カルシウムやビタミンKは、骨を丈夫にしてくれます。葉酸や鉄は貧血予防に、カリウムはむくみをとったり、高血圧症の予防に効果があります。
春菊の香りの成分「ペリルアルデヒド」には、免疫力をあげたり、胃腸の働きを整えたり、咳を鎮めたりする効果もあります。
春菊はもともと地中海地方が原産。本当は、暖かいところのお野菜だったんですね。
ベトナムでは通年を通して食べられています。
スープや鍋で食べることが多いですが、南部の名物麺料理フーティウなどにも添えてあります。
上の方にちょっと写っているのが春菊。生のまま出てきます。
スープや麺は熱いので、そこに手でちぎって入れてほんのり火を通して食べます。
春菊は、ベトナムでも気軽に買えて、美味しくて、安くて、栄養もいっぱい!
どんどん活用したいですね。
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